01:00 AM


(僕のことを想っているはずのが、他の奴とにこやかに話しているのが気に食わない。アンタは誰が相手でも、そんなふうにへらへらするわけ? アンタのその笑顔にどれだけの男どもがやられてると思ってんの? ホンモノかニセモノかはわからない笑顔だけどさ、アンタのそれってキラキラしてるんだ。鬼の形相なやつもほころぶくらい。アンタは一生自分の魅力に気付くことないけど。僕だけに見せればいいのにさ。振りまいちゃって。あー、わかった。もういい。言いつけを守らない悪い子には、キツーイお仕置きしてあげる。僕だけを想うように――)
 


 こんなことさせられてる気分はどう?
 両手を頭上・ベッド柵に縛り付け、両足は拘束具で固定する。いや、正確に言えば開脚状態で。はさみで切り刻んだ布部分は意味をなくし、丸見えに。もちろん、可憐なつぼみや花達も。
 ほら、見える?
 僕に見られて、つぼみから甘い蜜がこぼれ出してきそうだよ。
 くすくす。かわいいつぼみちゃんだね、姉さん。なぞりたい衝動に駆られる。でも、まだだ。焦らしが足りない。
 焦らして、焦らして、それからにしよう。より一層、蜜が甘くなるから。

「ねぇ、いい加減言ったら? 今、どういう状況?」

 アンタの、上のお口から言える?
 大切なところがぐしょぐしょに濡れている、って。

「そ、それは……」
「言うこともできないわけ? こんなにココをひきつかせて」

 全く……下のお口は素直なのに。
 可愛いよ。
 ツーっとつたうそれがシーツに染みを作らせる。ふふっ、出し過ぎだって。そんなに出したらダメだよ? どうするの? 綺麗にしてあげなきゃいけないよね。じゃ、僕の言うとおりにしたらご褒美をあげるとしようか。
 僕はの首筋を舐めずりし、耳元で言う。

「言ってごらん。“私は風斗にいじめられるのが好き。もっとしてください。ココに入れてください”って」
「うぅ……っ、私は、ふ、風斗にいじめられるのが……好き。もっと、してください……」
「聞こえなーい。もう一度」
「わ、私は……あぁっ!」

 愉しい。
 言葉で攻められるだけで、アンタは我慢ができない。蜜をいっぱいに溢れさせるだなんてね。人差し指で蜜をすくい取り、に見せつけるように舐めてやる。

「甘い、ね」

 フッと口の端を上げると、は涙目になって僕に突き刺すひとことを発する。

「……風斗のいじわる。きらい」

 きらい。
 嫌い?
 アンタが僕を嫌いなわけがない。愛してるんでしょ?
 甘くて熱い夜を過ごしたじゃん。
 僕はこんなに愛しているのに。そもそも、アンタが僕以外に笑顔を振りまくのがいけない。もう限界。僕のココも、アンタのせいでこんなのになった。これから、本番と行こうか。アンタが僕をどれほど愛しているのかを証明させてあげるよ。
 僕は主張し出した自らのを、の中に挿れる。ココはあったかくてきもちがいい。

「あっ……ふ、ふうぅっ……! あぁ、っ、あんっ、あぅっ!」
「体は正直だね」

 締め付ける力が意外と強くて、欲情してしまう。
 思うがままに僕はを愛でる。

「や、やだ……やめてよ。私、風斗が大好き。愛しているから、こんなのやだ。普通にしたいよっ!」

 やっと本音を口にした。わかってるよ、そんなこと。いつもなら可愛いのお願いくらい聞いてあげるけど。

「それは出来ないね。今日はお仕置きだから」

>>2014/12/27
お仕置きとか、そういう単語は風斗に向いてると思います(笑)

【補足】テーマは、えろえろSな風斗×夢主。